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「最高の一杯」静岡本山茶名人の幻の一杯

静岡有機茶農家の会の斎藤名人に出会ったのは今から2年以上前。
日本ソムリエ協会静岡支部のイベントで、有機茶のテイスティングセミナーの生産者の代表として登壇されていました。

結論から言えば、その中で提供された特殊な本山煎茶は、人生でも忘れられない衝撃的な薫りと奥深い味わいでした。

この特殊な煎茶の品種は本山ロイヤルという斎藤さんが独自に作った品種。お茶の抽出は数時間かけて氷で抽出します。氷で抽出しているにも関わらず、青葉やフルーティーな花の香り、なんとも言えない香ばしくて濃密な空気で部屋中が包まれます。口に含むと圧倒的なインパクト!栄養価が濃縮されていることが一瞬でわかり、さらにとてつもなく長い幸せの余韻に身体中が満たされる感覚が。まさにワインで言う上質なグランヴァンを彷彿とさせる味わいの煎茶なのです。

「自分の茶畑には農薬や化学肥料は一切使用しない」と心に決め、有機茶づくりに取り組み始めたのは今から40年ほど前。当時のお茶作りを支えてくれたのは公害問題に取り組む首都圏の消費者団体の主婦の皆さまだったと。必ず有機でおいしいお茶を作るから、それが恩返し。斎藤さんは話します。「農作物にとって大切な事は見た目じゃなくて栄養価」「微生物を殺さない」「自分の役目は自然の力を最大限に活かす手伝い」「プロとしてただ本物を伝えたいだけ」・・・ひとつひとつのメッセージから情熱と優しさが伝わってきます。

今回AWA西伊豆を立ち上げるにあたり、本物の静岡のお茶を伝えられるならと特別に提供してもらった本山最上級畑の浅蒸し煎茶「最高の一杯」からディナーははじまります。

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